保険事故が起きれば得で起きなければ損になる

保険に加入したらいいかどうか迷うことがあるでしょう。周りの人が入っているのに自分が入っていないとき不安になったりします。その時販売員やファイナンシャルプランナーに加入した方がいいかどうかの質問をする人がいます。販売を仕事にしている人であればその人の仕事として加入を勧めるかもしれません。ただ実際のところは販売や提案をする側は入った方が得か損かをなかなかいうことはできません。それは保険の仕組みを見ればわかるでしょう。保険は相互扶助の考えで成り立つ金融商品で、支払う要件を満たす事故が発生したときにその人に対して支給されます。しかし期間中に事故が発生しなければ支給されず、満期を過ぎればそれまで支払ったお金が無駄になってしまいます。保険事故が起きれば払った額より多い給付が受けられ得になりますが、何も起きなければ払う額がそのまま損になります。損得で考えるのではなく、加入することによる安心を買うと考えればよいかも知れません。